
「うちらがどれだけ努力したかどうかなんてお客様には全く関係ないから。
このモンブランはお客様を喜ばせた。それが全て。」
この言葉、もしかしたら聞いたことがある人もいるかもしれません。
TBSドラマ「グラメゾン東京」で主演の木村拓哉さんのセリフです。
この言葉を聞いたとき、ドキッとしました。
ほんとにその通りなので。
しかし、実際にビジネスをしていると、本業や副業に関係なく
自分の仕事の忙しさや苦労をムダにアピールしている人を見かけます。
しかし…
そんなこと正直どうでもいいです(^_^;)
あなたの苦労など1ミリも聞きたくもありませんw
忙しさや苦労アピールしているのは、自分の能力の無さ、低さを
アピールしているだけで実はとっても恥ずかしいことです。
プロ意識とは
自己紹介のときに「私は○○のプロです。」と言ったことはあるでしょうか。
おそらく多くの人は、プロと名乗りたくても自信がないか、
プロなんて言うだけの覚悟がないのかもしれません。
しかし、他の業界やお客様から見ると間違いなくプロなんです。
例えば、食事をするためにレストランや食堂に行く際に
「美味しい食事を提供してもらえる」前提でお店に行っていませんか。
あるいは、体調を崩して病院に行く際に
「体調を回復するような治療もしくは薬の処方をしてもらえる」前提で
病院に行っていませんか。
いずれも相手がプロと想定しているからこそその前提を持って
行動しているわけです。
それと同じことが自分たちにも起こります。
他業界やお客様からは
「製品、商品、サービスのプロ」として声をかけてくれています。
つまり会社のトップだろうと末端にいるような新入社員だろうと
関係なく業界のプロとして相談をされているということです。
プロとして相談されている以上、プロとしてその期待に応えなければ
プロ失格です。
飲食店や病院は、一度お客様や患者からプロ失格と烙印を押されたら最後
残された道は廃業です。
そのため飲食店の店主や病院の先生は、一度きりの真剣勝負に
勝たない限り信頼を得られずに残された道は自滅なんです。
冒頭のドラマの言葉もこういうことを踏まえた上での言葉として
受け取るとものすごく重みのある言葉になります。
では、プロ失格を避けるためにはどのようにしたらよいのでしょうか。
プロとしてのあり方
元プロ野球選手・イチローは、現役時代周囲だけではなくファンも
ストイックにトレーニングに取り組んでいることを知っていました。
それは、サッカー現役最年長のキング・カズこと三浦知良選手も同じですよね。
試合時間は、野球だと2~3時間程度、サッカーだと前後半合わせて90分。
試合に出場するために膨大な時間をトレーニングや体調管理に充てて
準備をされています。
試合で常にベストパフォーマンスを発揮するために。
また料理店の店主も仕込みの時間や新レシピの考案など
味の探求に余念がありません。
彼らだけが特別なのでしょうか。
実際は、ビジネスの世界だろうと副業の世界だろうと同じです。
彼らにできて自分たちにできないわけがありません。
もちろん活躍するフィールドが違いますから
ウェイトトレーニングはする必要はありません。(^_^;)
ただ自分のフィールドで行うべきことは、
妥協することなく準備するべきです。
これができていれば自己紹介でも
堂々と「プロ」を名乗ることができます。
そしてプロを名乗った瞬間から
仕事に対しての責任を背負うことになりますが、
同時に仕事の裁量は自分に委ねられて
自分のアイデアが通りやすくなります。
もし、名乗れないのであれば、まずはやるべきことから
入念に準備することから始めなければなりません。
努力は当たり前
自分のフィールドで、たゆまぬ努力をするのは
ひとえに自信の最高のパフォーマンスを発揮するためです。
そして最高のパフォーマンスは、お客様が評価で
必ず返してくれます。
他者が選ばれたのだとしたら、相手の方がより努力し
精進したということです。
低評価や酷評されたとしたら、それは自分の改善点を
明らかにされているとして真摯に受け止めて
改善するだけです。
そして自信のさらなる成長のためには、
休む間も惜しんでやるのがプロとしては当たり前のことです。
土日祝は休みですとか、定時以降はワークライフバランスで
プライベート優先ですとかはトップになってから。
新人や若手のうちは、ベテランやトップに追いつくために
相手が休んでいるうちに努力して差を埋めなければ
永久にトップにはなれません。
これは本当の話です。
すでに生物学上の時間的な差が経験値や能力の差として
ついてしまっている以上、追いつき追い越せで行くには
倍努力するしかないんです。
そのような努力はイヤというのであれば、
今の境遇に不満を漏らさず現状に満足することです。
成長をしていく、最高のパフォーマンスを発揮するには
プロとして必要な準備を怠らず、周囲との差を埋めるための
努力をしないと得られないのです。
そして入念な準備や努力をしていると自分に自信がつくので
仕事にも余裕が出て不満が出なくなりますし、何より
不毛なアピールはなくなります。
まとめ
プロ意識というのは、ストイックに取り組むイメージが強いせいか
ビジネスの世界ではなあなあで済ませがちです。
しかし、そのような状況だとお客様からは選ばれないし、
選ばれないと余計な苦労が増えていきます。
プロとしてビジネスに取り組むと、基本お客様との関係は対等です。
必要以上に下手に出る必要はありません。
堂々と自分の提供するサービスに対して対価を求めることが
できるようになりますし、何より自分が仕事をしていく上で
プロとしての意見や成果を出すことに集中できるようになります。
これは本業に限らず、副業でも同じです。
副業でもし自分を何らかのプロとして名乗って
商品やサービスを提供できるようになれば
同じような商材を扱っている同業よりも
選ばれるようになります。
プロとして名乗れていない、名乗る自信がないのであれば
まずは自分がやるべきことを入念に準備するところから
始めてみてはいかがでしょうか。
コメント
初めまして、
自分を客観的に見ることで、自己意識改善でプロを意識できるかもですね。
nomigonさん、
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおりですね。
仕事でいろいろな方と接していて
自信なさげな態度が気になってしまって。
もっと自信を持って仕事をしてほしいんですよね。
自信を持って楽しんで欲しいなという願いも込めてますw